ケータイ業界では「これからはスマートフォンの時代!」と鼻息荒いが、一般消費者側はまだ「スマートフォンてなあに?」どころか「それどんなスリムケータイ?」という答えすら返ってこないほど「時代」は訪れていないと思う。
スマートフォンとは何ぞや?
「iPhoneみたいなの?」
という回答があれば「おお、よくご存知で」となるだろうし、「W-ZERO3持ってますよ」となると「おお、よくもマニアックで」となるだろうし、「Newtonに通信機能がついていれば最強だと思うんですよ」となると、もう誰もついてこない世界になるだろう。
言葉が一般消費者に流行る前に結論を言えば、今日本で発売されている高機能ケータイはそもそものスマートフォンとして定義されているものと変わらない。もしくはそれ以上に進化している。でも、それだとメーカーは売れないので、iPhoneみたいなのとかHT-03AみたいなのとかXperiaみたいなのとかW-ZERO3みたいなのをスマートフォンと称している。 じゃないかと思う。
では、普通のケータイとどう違うのか。
学生時代を思い出してほしい。それも中学校あたり。設定は共学で。私は男子校だったけど、そういう人こそ敢えて共学を偏見でいいから想像してほしい。
中学3年間、同じクラスで同じクラスメートなのが、従来のケータイ。中学の3年間が自分の好きなクラスメートや気になるアイツ・アノコと一緒に過ごせるのがスマートフォン。しかも、気になるアイツ・アノコが一緒のクラスになって「つまらない奴」だと思ったら、別の気になるアイツ・アノコを呼び込むことができる。これが今、俗にいうスマートフォンとケータイの大きな違いだ。
中学の頃を思い出せない、あるいは想像できないのであれば、会社やバイト先を頭に思い描いてほしい。同じ部署、同じバイト先、同じ時間帯を同じ同僚と2年間(ケータイの縛りが2年間だから)過ごすのがケータイ。話をする人もいれば2年間口をきいたことないという人もいる、そんな状態。一方、同じ部署、同じバイト先でも自分が選んだ違うメンバーと好きな時間帯を過ごせるのがスマートフォン。
ただ勉強をする、ただ働いて給料を稼ぐだけが目的で学校や会社やバイト先に行くのであればケータイでも十分だが、それを少しでも楽しいものにする可能性を秘めているのがスマートフォンだと思えばいい。
ただし、気になるアイツ・アノコも気になる同僚も、選ぶのは自分だ。いろんなところで評価が上がっているので参考になる情報は事前に入手できるけど、最終的に選ぶのは自分だ。無料のものもあれば有料のものもある。気になるアイツ・アノコはスマートフォンの世界では「アプリ」と呼ばれている。ケータイの世界では「機能」とでも言えばいいかな。
そんなの選ぶのメンドクサイ、今ある機能で十分、という人は無理にスマートフォンにする必要はない。そこがキャリアやメーカー側としての悩みどころでもある。地デジみたいに2011年から全部のケータイをスマートフォンにするというわけにもいかないし。携帯型ゲーム機ではないが、魅力あるアプリケーションが登場しない限り、ガラケーの国ではウケないと思う。
まあ、その割にはiPhoneも結構売れたと思うし(海外ほどではないけど)、Xperia販売初日に行列ができたっていうのも驚きだ。あとはこの夏iPhone 4Gが登場して、なおかつauからIS01・02が発売されて、市場がどう動くかだな。その前に、来週SBMから出るX06HT(HTC Desire)も気になるところ。


WOT
2010/04/23 at 6:05 PM
昔友人が持っていたGENIOがスマートフォンの先駆けかも知れませんね。先走り過ぎだったのでしょう(泣)
私は(無理だとは思うけど)SONYがとちくるってPSPケータイを出してほしいと思ってます。そんでもって”SIMロック解除”も実現して私の今の携帯キャリアで使えると楽しい。でもソレやるとSONY潰れるだろうなぁ・・・
OKAMI
2010/04/23 at 6:48 PM
日本においてはGENIOは先駆け的存在だったねえ。
PSPケータイは確か特許が申請されていたと思うけど、ワイヤレス・ヘッドセットを使わないと通話は難しそうだね。